事業計画書を簡単に作ることができる
という話はすべてウソか誤解でできています。

テンプレートやサンプルでは、事業計画書を作ることはできません。
形ばかりの収支や資金計画を作成するだけでは、
事業そのものの役には立たないのです。

事業計画を固めていきながら、事業計画書を作成できる。
事業計画書を見ながら、改善点を考え、事業計画を進化させることができる。
計画の条件さえ修正すれば、事業計画書を現状に即したものに保つことができる。
必要な時に必要な部分をプリントアウトして融資申請などに利用できる。

そんな新時代の事業計画書を手に入れ、有効に活用するための
4つの鉄則とその詳細記事をご案内します。

今回の記事は、新時代の事業計画書ブログの総合ガイドのようなもの。
必要な記事の内容をご理解いただき、重要な部分に力を注いでください。

鉄則1 作成目的を間違えてはいけない

事業計画書は何のために必要なのでしょう?
それは、「事業を成功させるため」なのです。

なにを当たり前のことを言っているんだ、と思われるかもしれません。
しかし、意外にも異なった情報が多く、ほとんどの人は出だしから躓いてしまいます。

事業計画書について誤解をまねきそうな情報を次の2つの記事で整理しています。
お読みいただければ、もう作成目的がブレることがなくなります。

聞いてよかった!70%の人が事業計画書を誤解する理由
事業計画書に関する情報には、
ウソや誤解が多く、信じると危険です。
目的さえ異なる情報が氾濫しているのです。
ここでは、どの情報が誤りなのかを指摘し、
本来の作成目的とその意味を再確認します。

特に、融資申請に必要だから事業計画書を作るという危険な間違いが横行しています。
融資申請のためだけに事業計画書を作ると借金だけが残る結果をまねきかねません。
しかも、正攻法で事業計画書を作る方が、早いし融資にも強いのです。

<事業計画書を作る前に編>
融資獲得のために最適な事業計画書と積極的なアピール術
融資と事業計画書の関係は?
融資を獲得することの意味
融資担当者は、何を見ているのか?
融資を獲得するための積極策とは?

融資申請をされる方、必見の記事です。

鉄則2 計画を改善するための構造が不可欠だ

鉄則1で事業計画書の作成目的は、「事業を成功させるため」としました。
そのためには、事業計画書は事業の成功確率を高める役割をはたさなければなりません。

事業計画書には、事業計画の弱点や無理な条件をチェックし、
計画を改善するための役割とそれを可能にする構造が必要なのです。

<事業計画書を作る前に編>
これは納得!分類してみれば、事業計画書が一目で解かる
計画がまとまる、事業に役立つ事業計画書。
事業の改善点を見つけ、修正できる構造。
実現のためには、何をどのように作くれば?
パーツ毎にその役割を考え、配置することで、
事業計画書の基本構造を確定していきます。

修正が簡単にできない事業計画書は役にたちません。
折角パソコンを使って、作成するのですから、
もうアナログな使い方はやめましょう。

<事業計画書を作る前に編>
もう迷わない!「パワーポイントVSエクセル」論争の終焉
作成ソフトで悩むなんて、もはやばかげた話。
デジタル化は事業計画書を大きく変えました。
ここでは、アナログとの考え方の違い。
修正を簡単にするデータの作り方。
ソフトやその入手法にも触れています。

鉄則3 作業にではなく計画に時間を使かおう

あなたにとって、大切なことは、事業計画書を作成することではなく、
事業を成功させることです。

実は、事業計画書はできあがってからが、大切な時間。
事業計画書の収支・資金・分析などの各帳票を見て、
計画の改善点を考え、事業の条件を再検討、事業計画書を修正することこそが
事業を成功させる、最も重要なポイントなのです。

そのためには、決まりきった帳票の作成にはあまり労力を使わないこと。
最初の事業計画書を早く手に入れることが大切です。

<事業計画書を作る前に編>
なるほど!すべてを自分で作らないほうがいい3つの理由
新時代の事業計画書は、事業を変えます。
しかし、作成にはデジタルな知識も必要に。
すべてを自分で作ろうとすることは、
事業にとって、マイナスになりかねません。
あなたでなくてもできる作業は人に任せて、
計画改善に力を注いでください。

<今すぐ始める事業計画書編> 
事業計画書作成サービスを活用した超短期スケジュール例
plan-naviサービスのスケジュール例。
7~10日間、1~2日間の2種の事例を用いて、
ご利用の手順、無料のサービスなどをご紹介。
収支・資金・資金繰りなど20頁前後
分析帳票や創業計画書も含んだ
業界屈指の本格的な事業計画書を作成します。

必要な帳票・作成や修正のスピードなどの条件が揃っていて、
価格が適正であれが、plan-naviサービス以外でも構いません。
作業に無駄な時間を使うのは止めましょう。

鉄則4 事業自体は自分で考えよう

事業計画書の作成を代行してくれるサービスやテンプレートはいっぱいあります。
でも、それらはすべて、事業計画の結果をまとめたり、計算したりするもの。
事業の条件が決まっていなければ利用できません。

多くの解説では、いきなり条件が決まった状態から話は始まります。
ですが、事業計画で最も大切なのは、その部分。
本当は、事業の条件を固めていくことこそが事業計画なのです。

そして、この部分は、あなたが考えないといけない、
あなたにしか決定できない部分なのです。

あなたが、効率よく計画をまとめられるよう、2つの補助ツールをご用意しました。
plan-naviサービスの申し込みにかかわらず、無料でご利用いただけます。

<今すぐ始める事業計画書編> 
事業の狙い・方向性を絞る!コンセプトメーカーの使い方
事業の狙いや方針を立てるお手伝いをする、
新しく開発した「コンセプトメーカー」
その無料作成支援ツールの使い方をご紹介。
自動で、コンセプトチャートを作成。
様々な角度から事業の再検討もできます。

<今すぐ始める事業計画書編> 
事業計画がどんどん固まる!条件シミュレーターの使い方

事業条件作成はこれ一つ、
全条件を網羅、自動で案内する便利ツール
一覧の条件を決めていくと計画が固まる。
収支や資金のシミュレーションができる。
計画の段階別に条件設定ができる。
「条件シミュレーター」の使い方をご紹介

この2つの無料の作成支援ツールをご活用いただければ、
どうしてもあなたが事業計画書上で考えないといけないことは一先ず終了します。

「新時代の事業計画書」

事業計画書は、時代とともに進化したのですが、あまり気づかれていません。
いまだに、古い考え方や誤った解釈が横行しています。
そして、事業にとって、危険な考え方が主流になってしまっているのです。

このブログは、20年以上も前に事業計画シミュレーターを開発し、
2005年には、小規模な事業の事業計画書作成システムを完成させた、
株式会社ナヴィ・コーポレーションが作成するものです。

事業計画書作成システムの第3回リニューアルと直営サイト開設に向けて、
デジタル化を前提に、事業計画書の意味・目的・構造を見つめなおした内容を
「新時代の事業計画書」として紹介しています。

新時代の事業計画書は、事業計画の内容を説明するだけのものではありません。
成功の確率が高い事業の条件を考えるためのもの、
事業計画そのものもしっかりと考えるためのものです。

そして、それを最短で実現するための構造と機能を備えたものです。

新時代の事業計画書、その活用方法

新時代の事業計画書をご理解いただければ

事業計画書の作成目的が明確になります。
作成目的と用途の明確な区分をご理解いただけます。
事業計画書の作成目的や用途を満たすための構造が解かります。
明確な役割や機能、そして改善を前提とした構造になっています。
事業計画書の作成順位が解かります。
構造が決まって初めて,作成の優先順位が解かります。
あなたにしか作ることができない大切な部分が解かります。
同様に、あなたしか考えられない部分とそうでない作業部分が理解できます。
無料の作成支援ツールで、計画の方針・条件が固まります。
このためだけに、どこにもないツールを開発しました。
作業部分は人任せにして、計画に集中できます。
事業計画と事業計画書の作成作業を分離して考えることができます。
事業計画書を見ながら改善点を探ることができます。
修正のスピード・費用、分析内容を考えて、作成サービスを選ぶ必要があります。

という流れで、迷うことなく、事業計画を進め事業計画書を入手することができます。

帳票づくりより計画を大切に

ブログ作成当初は、全帳票の作り方を公開・解説する予定でしたが、中止しました。
すべての帳票を、ご自分で作れるかのように解説するのは、危険だと気付いたのです。

事業計画書を作りながら
事業計画を固めていこうとすれば、
デジタル構造の帳票が欠かせません。

計算帳票づくりは単なる作業でしかないこと
あなたしか考えられない、
もっと大切な部分があること。
を再確認してしまいました。

大切な部分、あなたにしか考えられない部分に力を注いでください。
無料の作成支援ツールがお手伝いします。
それを使って、事業計画のベースとなる部分を固めてください。

そこさえできれば、後は作業のようなもの。
お任せいただければ、2・3日で基本の事業計画書が完成します。
すべてのデータを連動して作っていますので、修正も簡単。
事業計画書を見ながら、改善点を考えることができます。

作業部分にあたる、計算帳票は簡単に修正できないと役にたちません。
しかし、そのように作るためには、事業計画書とデータベース、両方の知識が必要です。
その作成方法を説明すると、このブログのほとんどがパソコン講座になってしまいます。

最後まで事業計画書を使い続けることの重要性とその方法

基本計画・実行計画・運営計画など。
実際に活用するためには、事業計画書も変化し続けなくてはなりません。
大きな事業では、各段階ごとに作り直します。
より詳細な要素も加わりますが、条件も変更になるため、今までのものは使えません。

小規模な事業では、
段階別に作り直すことは困難です。
条件が変わっても、
最初の事業計画書のままの状態で進みがち。
手探りのような状態で進んでしまい、
落とし穴に嵌りかねません。

デジタル時代の事業計画書は、
事業が次の段階へ進んでも活き続けます。
絶えず、あなたのための指針になり続けます。

ただし、そのためには事業計画書の作り方が2つの条件を満している必要があります。
・事業計画書の構造が、条件の修正を前提に作成されていること。
・容易に修正できるように各々のデータや計算値がリンク構造で作られていること。

  1. 重要な部分は、自分でしっかり考える。
  2. 修正が簡単な事業計画書作成サービスを利用する。(融資専門‣高価は避ける)
  3. できあがった帳票を検討し・修正する。
  4. 計画の段階が進めば、変更点や決定済みの条件を修正する。

という流れですすめれば、事業の成功まで、そしてそれ以降も、
事業計画書を実際の業務に役立つものとして使い続けることができます。
そして、これからの事業計画書は、そう作られるべきものです。

まとめ

[speech_bubble type=”ln-flat” subtype=”L1″ icon=”info1.png” name=”A さん”] 急いでいるのに、どんどんややこしくなるだけじゃない![/speech_bubble]

世の中には、間違った情報があふれています。
間違ったことに手を出すと、時間を無駄にするどころか、事業計画書はできません。
事業に失敗して借金だけが残る、という恐ろしい結末がまっているかもしれません。

このブログシリーズの要点を取り出せば、

  • 事業計画書は、事業を成功させるために作るものであるとしたこと。
  • その実現のための構造を、あなたが考えないといけない部分と、
    専門的な知識が必要な検証作業部分に分けたこと。
  • あなたが考えないといけない部分をお手伝いする無料ツールを提供すること。
  • 専門的な知識が必要な検証作業部分は、安く外注していただけること。
    自分で作ると時間と労力がかかり、事業計画に支障が出ること。
  • 結果を見て修正していけば、どんどん事業計画が改善されること。
    条件を計画の進行にあわせて変更すれば、事業計画書の鮮度を守れること。
    そのためには、修正できる構造と作り方が必要なこと。
  • この作り方をすれば、確実に融資に強い事業計画書ができあがること。
  • まともな事業計画書を、短期間で手に入れる方法はこれ以外にないこと。

という簡単なことなのです。

任せていただければ、事業計画書をすべて作成します。
というような、よくあるウソは言いません。
あなたの事業計画は、あなたにしか考えられないもの。

弊社は、短期でしっかりした事業計画を作成する方法がある。
あなたが考えなければならない部分のお手伝いを無料ツールで行う。
あなたでなくても作成できる、面倒な計算や分析帳票の作成を廉価で行う。
ということを、お伝えしたいだけなのです。

確かに、このブログは、弊社のビジネスのために作成されたものですが・・・・・・・

事業計画書がない、または、融資申請のための事業計画書で事業を行う人を減らしたい。
事業を失敗させ、借金だけが残るような状況を防ぎたい。
という思いを背景にしていることも事実なのです。